こんにちは、くっき~です!
この記事では

・チャートの見方が分からない…
・心電図にしか見えない…
という方に向けて、分かりやすく解説していきます!
①ローソク足
②トレンド相場とレンジ相場
③出来高
④移動平均線
投資を始めようとすると必ず目にするのがこの「チャート」です。
何も知らない状態で見ると「なんとなく難しそう」、「自分にはできない…」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかしポイントさえ理解できればチャートの見え方はがらりと変わり、色んな情報を得ることができます!
今回はその4つのポイントを簡単に解説していきますのでどうぞお付き合いくださいませ!

はりきっていってみよう!
チャートの概要
チャートとは一定期間における株価の推移をグラフ化し、見やすくしたものです。
例えばチャートが無いと…
9月13日:30,447.37円
9月14日:30,670.10円
9月15日:30,511.71円
9月16日:30,323.34円
9月17日:30,500.05円

数字ばっかりでイヤ…
これだと株価が上がってるのか下がってるのか、ものすごく分かりにくいですよね?
しかしチャートなら、パッと見ただけで株価が上がってるか下がってるかを判断できる上にそれ以外の情報も多く手に入れることができます。
今回解説するポイントは次の4つです。
①ローソク足
②トレンド相場とレンジ相場
③出来高
④移動平均線

1つずつ解説していくで!
①ローソク足
まずはチャートの基本中の基本の「ローソク足」です。

チャートに表示されている1つ1つを「ローソク足」と言います。
余談ですが「ローソク」は見た目の形が似ていること、「足」は時間の経過やあゆみを表しており、その名残りからそう呼ばれているようです。
このローソク足は「期間」と「価格の推移」の2つの要因で形成されます。
期間
期間で選択するのは「ローソク足1本分の期間」です。

期間はいくつかの中から自分で選択でします。

5分足:5分間
15分足:15分間
60分足:1時間
日足:1日
週足:1週間
月足:1ヶ月

そのまんまっ!
選択する期間はローソク足「1本分」なので、5分足を選択すればローソク足1本は「5分間の価格の動き」を、日足を選択すればローソク足1本は「1日の価格の動き」を表します。
ただ1日というのは24時間ではなく、証券市場が開いている時間になるので、日本の株式市場なら9時から15時のことを指します。
前場(ぜんば):9時〜11時30分
後場(ごば):12時30分〜15時

祝日は市場はお休み!
価格
ローソク足の形成には次の4つの価格データが使われます。
始値(はじめね):最初の取引価格
終値(おわりね):最後の取引価格
高値(たかね):1番高い取引価格
安値(やすね):1番安い取引価格
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、名前の通りなので全然難しくありません!
先ほど解説した期間で「日足」を選択した場合は次のようになります。
始値:9時の価格
終値:15時の価格
高値:1日で1番高い価格
安値:1日で1番安い価格
またローソク足は2種類に分かれ、始値よりも終値の方が高いなら「陽線」、始値よりも終値の方が安いなら「陰線」と言います。

株価の決まり方は「人気投票みたいなもの」で、買う人が多ければ価格は高くなり、売る人が多ければ価格は安くなります。
つまりローソク足が陽線なら「選択した期間では売った人より買った人の方が多い」ということが分かります。
始値と終値が同じくらいの価格だと、ローソク足は「十字線」のようになり、買う人と売る人の差が拮抗していると分析することもできます。

ちなみに楽天証券のチャートアプリでは陽線が「赤」、陰線が「白」で表示されていますが、決まりはありません。

色と形で色々分かるんやな!
長期投資の場合は短い足での投資判断はあまり意味がないので、「週足」や「月足」を参考にするのが良いでしょう!
②トレンド相場とレンジ相場
次は「トレンド相場」と「レンジ相場」について説明します。

それも聞いたことない…
これも凄くシンプルで、価格が一方方向に上昇または下落していれば「トレンド相場」、価格が一定の範囲内で上下しているなら「レンジ相場」と言います。
一方的に上昇:上昇トレンド
一方的に下落:下降トレンド
一定範囲内で上下:レンジ
日経平均株価の月足チャートを見てみましょう!

2012年から見ても長い上昇トレンドだということが分かりますね。
特に長期投資では長期間のチャートを見て、上昇トレンドの投資商品を買う方が良いでしょう!
下降トレンド中の投資商品の方が一発逆転は狙えるかもしれませんが、売っている人が多い分上昇トレンドに転じるのはとてもパワーが必要です。
それなら大きな波に逆らわないで、少しのパワーでも上昇してくれるようなものを選ぶようにしましょう!
もし買いたい投資商品がレンジ相場なら、「一定の価格の範囲の出来るだけ安いところで買う」というのも1つの工夫になりますね。
③出来高
3つ目のポイントは「出来高」です。
出来高とは売買取引が成立した「数量」のことを言います。

出来高は投資において非常に重要で、その理由は「流動性リスクに直接影響する」ためです。
保有してる投資商品を「売りたい価格で売れない」こと。
株の価格というのは1番高く買う人と1番安く売る人の需給で決まります。
●買う人
1株100円で買いたい!
1株90円で買いたい!
●売る人
1株110円で売りたい!
1株100円で売りたい!
※この時の株価は100円になります。
例えば買いたい人が1万人いたら、自分が売りたい価格で買ってくれる人は何人かいるかもしれません。
しかし買いたい人が100人しかいないならどうでしょうか?
自分が売りたい価格で買ってくれる人は1人もいないかもしれません。
当然自分が売れる価格はさらに下がってしまう(利益が減る、損失が増える)ので、出来高が少ない投資商品ではこういった流動性リスクがより大きくなります。

日本の株式市場ならやはり「東証一部や二部の株式」の方が出来高が多いので、流動性リスクは低くなります。
投資商品を選ぶ際には出来高にも注目して、比較することも大切です。
④移動平均線
4つ目のポイントは「移動平均線」です。

移動平均線についてはおまけくらいで、長期投資の方は特に覚えなくても良いでしょう!
ただどのサイトのチャートもデフォルトで移動平均線が表示されていることが多く、知らないまま使うのも少し気持ち悪いので解説しておきます!
移動平均線とは「ローソク足の本数を指定し、終値の平均値」を線にしたものです。
簡単な見方としては移動平均線の角度が上向きなら「上昇トレンド」、上下の方向感が無いなら「レンジ相場」と判断するのに使えます。
楽天証券のチャートでは移動平均線は3本あり、それぞれ指定しているローソク足の本数が異なります。

短期:5本
中期:25本
長期:75本
日足チャートでこれらを表示すると長期(75日間)、中期(25日間)、短期(5日間)の平均はそれぞれ買っている人が多いのか売っている人が多いのかを瞬間的に判断できるようになります。
投機目的で株を売買するような「デイトレーダー」を目指すならパラメータの細かい調整や移動平均線を使った投資判断の勉強も必要ですが、長期投資の方の場合は短期や中期の線はほとんど気にする必要はありませんし、長期でも75日間では短いので参考程度に見るようにしましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は【株価チャートを見るための4つのポイント】についてお伝えさせて頂きました!
最後にこの記事をまとめると…
- チャートは株価の推移を見やすくしたもの
- ローソク足の色と形には様々情報がある
- 投資は上昇トレンドの波に乗るのがベター
- 出来高が多いほど価格が安定し、流動性リスクが小さくなる
- 移動平均線は期間ごとの平均がパッと分かる
チャートの見方が分かると「反転しそうだから買ってみよう」みたいな気持ちになりがちですが、価格の上下の動きを利用して利益を狙うのは「投機」です。
「投機」と「投資」の違いを理解していないと失敗に繋がるケースもありますので、気をつけて下さいね。


ごっちゃにしないように注意な!
以上、お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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