こんにちは、くっき~です!
この記事では
・ファンド選びで失敗したくない
・選ばない方が良いファンドって?
という方に向けて、オススメしない商品の特徴とその理由を分かりやすく解説していきます!

先に結論言うでっ!
●選ばない方が良いファンドの特徴
・手数料が高いファンド
・毎月分配型ファンド
・バランス型ファンド
どんな投資商品でも優良商品もあれば、ぼったくり商品のようなオススメできない商品もあります。
特に投資信託は投資経験が浅い方も多く、商品数も多い(6,000本以上)ので、悪い商品と認識しないまま購入してしまっている方も多いようです。
この記事では「良いファンド」ではなく、「避けた方が良い3つのファンド」について、理由も含めて解説しますので、今後のファンド選びの参考になさって下さい!

それじゃ、いってみようっ!
投資信託の概要
投資信託とは投資家から集めた資金をプロの運用機関がまとめて株式や債券などに投資をする商品を言います。
・商品が多い
・投資先が分散されている
・少額から始められる
・運用がラク
どれもメリットに見えますが、商品が多すぎるのは選ぶのが難しいという反面もありますね。
今回は「オススメしないファンド」について解説しますが、良いファンドの選び方やオススメファンドの記事もありますので良かったら参考にして下さい!
では早速オススメしないファンドの3つの特徴について解説していきます!
手数料が高いファンド
まず1つ目は「手数料が高いファンド」です。


みみっちいなぁ!
たった数%でしょ?


愚かなりっ!
投資で成功するためにはこのような考え方は改めた方が良いです。
次に紹介するグラフは「株式投資 第4版」の著者であるジェレミー・シーゲル教授が研究したものです。
1802年に各資産クラスに1ドル投資したら2003年にはどうなったかを表しています。


グラフ中の資産クラスごとの平均利回りは次のようになっております。
株式:6.7%
長期国債:3.5%
短期国債:2.7%
金:0.6%
預金(ドル):ー1.4%
※株式は米国の株式インデックス(配当再投資)のことです。
投資の世界で最強の資産クラスと言われる米国株式でも平均利回りは6.7%です。
利回り6.7%とは100万円投資したら1年後に106.7万円に増えているという計算になります。
個人投資家の現実的なリターンも3%〜6%くらいと考えておきましょう!
仮に手数料が2%高い証券会社で20年間複利運用すると利回りは4.7%になるので、20年後の差はこのようになります。
資産残高 | 6.7% | 4.7% |
---|---|---|
投資元本 | 100万円 | 100万円 |
1年後 | 106.7万円 | 104.7万円 |
2年後 | 113.8万円 | 109.6万円 |
20年後 | 365.9万円 | 250.5万円 |
全く同じ運用をしても、20年後には100万円以上の差が出ています。


何でこんな違うの?


複利の力や!
詳しく知りたい方はコチラからどうぞ!
複利の力は投資資金が多いほど、投資期間が長いほど影響力があります。
手数料は本当にバカにしてはいけません!
手数料は証券会社や商品によって異なります。
楽天証券:投資信託派
SBI証券:株式派
コチラの記事も参考になさって下さい!
アクティブファンド
インデックスファンド 👈 こっち!
アクティブファンドとは運用機関のプロの人達が「あーでもないこーでもない」と投資商品を選んだり組み替えたりして、高い利益を目指す商品です。
それに対してインデックスファンドは株式指数などに連動するようにシステムが自動で運用してくれる商品です。
要するにアクティブファンドは人件費の分だけ手数料が高くなるということです。
手数料を加味してもアクティブファンドの方が好成績のものもありますが、手数料分が不利になるのは間違いありません。
あともう1つ、インデックスファンドでも名前の似たものには注意が必要です。
●eMAXISslim国内株式(TOPIX)
信託報酬:0.154%
●eMAXISTOPIXインデックス
信託報酬:0.44%


ほんまに注意してや!
毎月分配型ファンド
毎月分配型ファンドとは1ヶ月ごとに決算を行い、運用損益に関係なく、その度分配金が受け取れる投資信託のことを言います。


「毎月決算型」はイコールと認識して下さい!
人気上位にはもの凄く高い利回りのものがあって、さらに毎月分配金を貰えるため「投資してる感」や「投資がうまくいっている」ような気がします。
しかしこういった美味しそう話には落とし穴があるのが投資の世界です。
ポイントは分配金の仕組みです。
運用成功:普通分配金
運用失敗:特別分配金(元本払戻金)
普通分配金と特別分配金
普通分配金は投資元本の運用によって、得られた利益から支払われる分配金のことを言います。


この場合は全く問題ありません。
リスクと引き換えに貰う報酬として喜んで受け取りましょう!


やったぜぇ~!
それに対して特別分配金(元本払戻金)は、運用益が出なかった場合、投資元本から取り崩して支払われる分配金のことを言います。


利益が無くても分配金を貰えると思った方は気をつけて下さい!


何で?良いやん!
この元本払戻金(特別分配金)は何も運用会社が身銭を切って投資家に分配しているわけではありません。
投資家から集めたお金がただ返ってきてるだけです…


なんじゃそりゃ〜
元本払戻金が課税されないのはそれが利益ではなく、ただ返還されているだけだからです。
この仕組みを知らずに「毎月チャリンチャリンと分配金貰って最高!」と勘違いしていると、投資元本を確認した時に愕然としてしまうかもしれません。
購入するとしても、利回りだけでなく投資先や分配金の仕組みまでしっかりと理解して投資するようにしましょう!
バランス型ファンド
バランス型ファンドとは1つのファンドを購入するだけで、様々な分野の投資先に分散投資できる人気の商品です!
例えば人気の「eMAXISSlim バランス型(8資産均等型)」と言う商品もその一つで、投資先はこのようになっています。


国内株式:12.5%
先進国株式:12.5%
新興国株式:12.5%
国内債券:12.5%
先進国債券:12.5%
新興国債券:12.5%
国内リート:12.5%
先進国リート:12.5%
割合や投資先は様々ですが、このような複合資産型の商品は多くあり、始めからリスク分散されているので「初心者向け」と言われてよくオススメされています。
低コストなものもあり、複数の資産クラスに分散投資するのでオススメされる理由も分かります。


じゃあなんで?


後々、調整がしにくいんや!
「投資のことはよく分からないし、今後調整する予定は無いよ」という方も多いと思います。
しかし、いずれかの資産クラスにおいて「経済ショック」のようなものが発生した時に、その資産クラスへの投資をやめるには、バランスファンド自体の購入をやめるという選択肢しかありません。


他の投資先には投資したいのに…
バランス型ファンドを買うより手間は8倍ですが、仮に1万円の資金で1,250円ずつ(8等分)各資産クラスのファンドを購入する方法なら全然オススメできます!


投資先が悪いわけではないからな!
この方法なら、今後それぞれの購入額を調整することも簡単です。
なので、バランス型ファンドを買うことはオススメしませんが、参考にするのは良いと思います!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は【オススメしない投資ファンドの特徴】についてお伝えさせて頂きました。
最後にオススメしないファンドをもう1度まとめると…
- 手数料が高いファンド
- 毎月分配型ファンド
- バランス型ファンド
の3つです。
投資信託は本当に商品数が多いですし、儲かっている人の話や噂を聞くとぼったくりファンドでも魅力的に見えてしまいます。
投資の責任を取れるのは誰でもない自分だけですので、自分が後悔しないファンドを選ぶようにしましょう!
以上、お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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