こんにちは、くっき〜です!
この記事では
・投資信託とETFって何が違うの?
・似ていてなんか分かりにくいなぁ…
という方に向けて、分かりやすく解説していきます!

結論から言うでっ!
共通点は2つ!相違点は3つです!
●共通点
・投資先が分散されている
・少額から購入できる
●相違点
・売買方法が違う
・積み立て、再投資が違う
・経費が違う
資産形成として投資を行う際に「投資信託」や「ETF」は、はじめやすい投資商品としてよく勧められているので、興味を持っている方も多いと思います。
しかしどちらも仕組みが似ているため「何が違うの?」、「自分はどっちをやるべき?」と悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事ではそれぞれの共通点、相違点をまとめて解説した後にどちらがオススメまで案内致しますので、ぜひ参考になさって下さい!

それじゃあ解説いってみようっ!
投資信託とETF
まずは投資信託とETFの概要から解説していきます!
投資信託
投資信託とは投資家から集めた資金をプロの運用機関がまとめて株式や債券などに投資をする商品を言います。

何か分かりにくいなぁ…

箱をイメージすると良いで!
ファンドとは箱のようなものです。

運用機関がその箱の中に株式や債券などの投資商品を混ぜ合わせて運用するのが投資信託という商品です。

ほぅほぅ、ちょっと掴んできた!
つまり1つの投資信託(ファンド)を買うことでたくさんの企業の株を同時に買うことができるので、分散投資ができる仕組みになっています!
この箱に何を入れるかはプロの人たちが決定しますが、どの箱を選ぶかは投資家である皆さん自身が決めることになります。

なんとなく分かった気がする!
ETF
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、上場投資信託とも呼ばれています。

こっちも投資信託?

上場ってのが付いてるわけやな!
ETFは証券取引所に上場しているので、市場が開いている時間なら投資家が自由に売買することができます。
リアルタイムで取引できる!
株式や債券などの売買取引を行うための施設のこと。


TVのニュースで見たことあるっ!
日本なら東京以外にも大阪証券取引所や名古屋証券取引所、札幌証券取引所があります。
2つの共通点
まずは投資信託とETFの共通点を見ていきます。
大きな共通点は以下の2つです。
・投資先が分散されている
・少額から購入できる
投資先が分散されている
共通点の1つ目は「投資先が分散されている」点です。
投資信託のところで解説したパック寿司のイメージはETFも共通しています。

寿司好っきゃな~
ETFの主な投資先は株式や債券などの様々な指数です。
<投資の世界の指数の例>
指数名 | 構成銘柄 |
---|---|
日経平均株価 | 日本の大企業225社の株価平均 |
TOPIX | 日本で上場する約2,000社の株価平均 |
ニューヨーク・ダウ | 米国の超大企業30社の株価平均 |
S&P500 | 米国の大企業500社の株価平均 |
※細かい算出方法は異なります。
例えば株価指数なら複数の企業の株価を平均したものなので、ETFを購入すると指数の構成銘柄分だけ分散投資することができます。
投資信託でも指数に連動する「インデックスファンド」を購入すると近似する成果を得られます。
ただ投資信託の方が投資先を(運用機関が)自由に決められる「アクティブファンド」というものもありますので、商品数はずっと多くなります。
投資信託:6,000本以上
ETF:約250本

結構違うなっ!
少額から投資できる
2つ目の共通点は「少額から投資できる」点です。
特に投資信託は1口100円〜とか買い物したポイントで投資するなんてものもあり、投資初心者でも始めやすい投資方法となっています。

自分都合で決定できる!
ETFはそこまで安くないですが、数万円程度から買うこともできるので、個別株などに比べると少額で投資が可能です。
3つの違い
次に大きな3つの相違点を見ていきましょう!
・売買方法が違う
・積み立てと再投資が違う
・経費が違う
売買方法が違う
まずは売買方法の違いです。
投資信託:販売会社に購入依頼(買っといてください!)
ETF:証券会社のツールで購入(買います!)
投資信託は販売会社を通して投資商品の取引を行いますので、売買をする際にはまず「販売会社に購入依頼」をする必要があります。

売る時も一緒やで!
そのため取引したい価格と実際に売買した価格に若干の差が出てしまいます。
基本的には翌営業日の価格になるので、1日くらいのタイムラグがあると思った方が良いでしょう。
それに対してETFは、先ほども触れた通り上場しているためリアルタイムで取引することができます。
パソコンやスマホを見ながら購入ボタンを押すとすぐに買えるので、投資信託のようなタイムラグや価格の差はほとんどありません。
積み立てと再投資(分配金)が違う
2つ目は積み立てと分配金の再投資についてです。
投資信託:自動
ETF:手動(マニュアル)
例えば毎月少しずつ資金を投資に回したいという方も多いと思います。

積み立てってことやな!
月に1回一定の金額を購入するような投資計画の場合、この1回が意外に面倒だったり、忘れてしまうこともあるかもしれません。
投資信託の場合は、最初に商品や金額を決めておけば定期的に自動で積み立て購入してくれますが、ETFは毎回自分で購入しなくてはいけません。
SBI証券ではETFの自動買い付けサービスがあります!
また運用で利益が出た場合は、投資信託もETFも分配金を受け取ることができますが、自動で再投資できるのは投資信託のみです。

投資信託のがラクそう!

実際にラクやで!
経費が違う
3つ目は経費です。
投資信託やETFには3つの手数料が必要です。
投資信託 | ETF | |
---|---|---|
購入時 | 販売手数料 | 売買手数料 |
保有中 | 信託報酬 | 信託報酬 |
売却・解約時 | 信託財産留保額 | 売買手数料 |

少し名前が違うな…
一般的には販売会社を介す投資信託の方が手数料は高いとされています。
ただ楽天証券やSBI証券などの優良な会社では、投資信託の購入手数料や信託財産留保額は無料のものも多く、信託報酬率の差も小さくなってきています。
楽天VTI:0.162%
VTI:0.03%
直接買えるのにわざわざ販売会社を通すのは、積み立てや再投資が楽になるからですね。
どっちが良い?
最後に「やるならどっちが良いか」について解説します!


結局それを教えてほしい!
・投資にそこまで時間をかけたくない
・多少経費が高くてもラクな方が良い
このような方は投資信託がオススメです!
ただ投資信託の場合は「インデックスファンド」の方があらゆる面でオススメなので、そのあたり詳しく知りたい方はコチラからどうぞ!
NISAなどの非課税制度を利用すれば、税金のことも考える必要もありません!
・少しでも経費を下げたい
・自分の納得のいく価格で売買したい
・分配金を自由に使いたい
ETFもNISAの投資対象商品です。
分配金は再投資するなり、少し贅沢な外食するなり自由に使えるメリットもあるので、自身の投資目的に合わせてどちらが良いか選びましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は【投資信託とETFの違い】についてお伝えさせて頂きました!
最後にポイントをまとめると…
- 投資信託は経費が若干高くて、価格のタイムラグがあるけどラク!
- ETFは投資信託に比べると面倒だけど、経費が安くて自由度が高い!
もちろん商品によりますが、個人的には両方とも良い投資商品と思います。
もし興味があるという方はオススメのファンドランキングなども是非参考にしてみて下さい!
以上、お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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