資産運用

【25歳以下は売買手数料が無料!?】国内株式取引の各社手数料サービスについて分かりやすく解説します!

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こんにちは、くっき〜です!

この記事では

疑問

・25歳以下は手数料無料って本当?
・何か裏があるんじゃないの?
・条件とかどうなってるわけ?

という方に向けて、分かりやすく解説していきます!

くっき~
くっき~

先に結論言うでっ!

結論

・裏は無く、ただただお得なキャンペーン
・条件は25歳以下の国内株式取引のみ
・SBI証券か松井証券がオススメ

2021年4月19日にこんなニュースが出ました。

引用元:日経新聞

手数料で儲けているはずの証券会社が「25歳以下の人を対象にその手数料を無料にする」というものです。

昔から「タダより高いものはない」と言いますし、「もう少し具体的な情報を教えて」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では各社サービスの違いや条件、通常取引とのコスト比較、総合的な判断でのオススメの証券会社はどこかなどついて解説しますので、ぜひ参考になさって下さい!

くっき~
くっき~

はりきっていってみようっ!

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25歳以下は手数料無料

まず最初に発表したのはネット証券会社最大手の「SBI証券」でした。

次の2つの条件に当てはまる場合は「手数料を実質無料にする」という発表です。

2つの条件

・25歳以下
・国内株式取引(現物)

「現物取引」というのは全て自己資金で売買を行うことを言い、一部証券会社からお金を借りて取引することを「信用取引」と言います。

このニュースに続くように他のネット証券会社の松井証券、岡三オンライン証券、DMM.com証券が同様サービスの提供開始を発表しています。

各社サービスの概要と違い

各社サービス内容の大枠は似たようなものですが、詳細は異なるので表にまとめました。

SBI証券松井証券岡三オンライン証券DMM.com証券
対象年齢20〜25歳25歳以下25歳以下25歳以下
開始日4月20日〜5月6日〜5月6日〜4月30日〜
対象取引現物現物・信用現物現物
無料の詳細手数料を全額キャッシュバック手数料無料手数料を全額キャッシュバック手数料を全額キャッシュバック

SBI証券では20歳未満の方(未成年口座)の月間のキャッシュバック上限を1万円として手数料無料のサービスを提供している点が相違点となっているものの、基本的には各社とも25歳以下の方なら全員がサービス対象となっています。

相違点としては松井証券が「対象取引」と「無料の詳細」の2点で他社と異なります。

対象取引

●現物のみ
・SBI証券
・岡三オンライン証券
・DMM.com証券
●現物、信用
・松井証券

信用取引は証券会社に預けている資金の約3倍の額の取引が可能(10万円預けたら30万円取引可能)になる他、「空売り」という先に売ってから後で買い戻す取引も可能になるので、単純に取引の幅が広がります。

無料の詳細

●手数料をキャッシュバック
・SBI証券
・岡三オンライン証券
・DMM.com証券
●そもそも手数料無料
・松井証券

SBI証券、岡三オンライン証券、DMM.com証券はキャッシュバックという形をとっているので顧客側としては一旦手数料を支払い、後に返金される仕組み、つまり「実質無料」ですね。

それに対し松井証券は「そもそも手数料を無料」にしているので、一時的な資金拘束や手続きなども不要でサービスとしては差別化を図っているように感じますね。

どれくらいお得?

次は実際にどれくらい得なのかを見ていきましょう!

通常ほとんどの証券会社では株式の取引プランを2つ用意しているところが多いです。

2つのプラン

・1取引ごとに手数料が発生するプラン
・1日定額(上限あり)のプラン

1取引ごとに手数料が発生するプラン

このプランは取引の度に手数料が発生するプランです。

売買代金SBI証券松井証券岡三オンライン証券DMM.com証券
〜10万円99円108円88円
〜20万円115円220円106円
〜50万円275円385円198円
〜100万円535円660円374円

ソフトバンクの株式でシミュレーションしてみましょう!

引用元:Yahoo ファイナンス
2021年9月29日時点の株式購入費用

銘柄:ソフトバンクグループ(株)
コード:9984
株価:6,683円
単元数:100株
必要金額:6,683×100=668,300円

ソフトバンクグループの株式を購入するには最低でも約70万円弱の資金が必要です(※ミニ株は10分の1の資金)。

通常なら「〜100万円」の手数料が発生しますので、1番安いDMM.com証券でも1取引あたり374円必要になります。

次の日にうまく値上がりして売却したらその際にも同じように手数料が発生します。

もし、この買ったり売ったりを月に10回ずつしたらそれだけで手数料は7,480円です。

25歳以下ならこれが「無料」です。

くっき~
くっき~

この積み重ねはデカイで!

1日定額(上限あり)のプラン

1日定額プランは1日の売買代金の上限を設けて、上限を超えるまでは無料、超過分は売買代金に合わせて有料となる仕組みです。

売買代金SBI証券松井証券岡三オンライン証券DMM.com証券
〜20万円0円0円0円
〜50万円0円0円0円
〜100万円0円1,100円0円
~200万円1,278円2,200円1,430円

同じようにソフトバンクグループの株式で考えてみます。

売買代金は約70万円なので、1日で1取引しかしなければSBI証券と岡三オンライン証券はそもそも無料、松井証券は1,100円の手数料が発生します。

もし午前中に株を購入して、その日の午後に大幅に値上げして売却したとすると安くてもSBI証券の1,278円の手数料が発生します。

この手数料が頭にあると、「売却は明日にしようかな」と考えたりして、売り時を逃してしまうこともあります。

しかし25歳以下の方ならこの辺も考える必要はありませんので、精神的にも大きなメリットになります。

くっき~
くっき~

若いって良いなっ!

背景と今後を考えよう

こういったニュースの際は背景を知るのも大切です。

アンテナも高くなり、後々知らずに損したなんてことも少なくなりますからね。

株式の手数料は過去を見ても年々下がり続けています。

この背景にはやはり顧客獲得競争の加熱が挙げられます。

今回のサービス開始1番手となったSBI証券は2021年3月時点でなんと口座開設数は600万口座を突破しています。

引用元:SBI証券

松井証券が公表している資料によると売買代金は年々右肩上がりで、2019年4月と2021年3月の2年間では約2倍にまでなっていることから、今までより多くの人が資産運用に取り組み始めていることが分かります。

引用元:松井証券 IR情報

実はこういったサービスの向上に関しては日本よりも米国の方がより進んでいます。

・Charles Schwab証券(チャールズ・シュワブ)
・TD Ameritrade (TDアメリトレード)
・E*TRADE(Eトレード)
・Interactive Brokers (インタラクティブブローカーズ)

米国の動きを見る限り、今後日本でもさらなる手数料の値下げ競争が激しくなることが予想され、各証券会社は手数料以外の収益源モデルを模索していく必要がありそうです。

顧客目線としては手数料が安くなるに越した事はありませんが、今まで以上に将来性の高い証券会社を選んでいく必要があります。

くっき~
くっき~

安くはしてほしいけど潰れてほしくはない…

結局どの証券会社が良い?

「サービスの内容はだいたい分かったけど、結局どこの証券会社でやれば良いの?」という方も多いと思います。

オススメは「SBI証券」です!

くっき~
くっき~

オススメの理由は2つ!

2つの理由

・収益源が分散されている
・25歳以降も待遇が良い

収益源が分散されている

今回の手数料無料サービスにおいて、最も優れているのは正直「松井証券」だと思います。

それでもSBI証券を勧めるのは企業としての母体の強さが収益源から見て分かるからです。

引用元:SBI証券 IR資料

証券会社にとって手数料は収益源そのものです。

くっき~
くっき~

委託手数料の部分やで!

実際に松井証券は手数料の収益源が全体の6割を占めています。

それに対し、SBI証券は全体収益の28.1%にとどまっています。

このように収益源が分散できていれば、今後も新しいサービスを始めやすいですし、顧客はそれを享受することができます。

25歳以降も待遇が良い

他の記事でも紹介していますが、年齢に関係なく株式取引をする際に最もオススメできるのは「SBI証券」です!

くっき~
くっき~

投資信託なら楽天証券!

もう1度、1日定額の株式取引の手数料比較の表を見てみます。

売買代金SBI証券松井証券岡三オンライン証券DMM.com証券
〜20万円0円0円0円
〜50万円0円0円0円
〜100万円0円1,100円0円
~200万円1,278円2,200円1,430円

仮に25歳以降も取引を続けたい場合に最も手数料が抑えられるのはSBI証券で、さらにTポイントも1.1%の高還元もあります。

資産運用というのは「若い時だけやる」ものではなく、今後もずっと続けて資産を拡大していくものなので、長く付き合っていける証券会社を選ぶべきです。

SBI証券の簡単口座解説はコチラの記事からどうぞ!

サービス自体は松井証券もgoodなので、リンク貼っておきますね。

👉松井証券ではじめる株式取引

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は2021年から始まった【25歳以下の売買手数料無料サービス】についてお伝えさせて頂きました!

最後にポイントをまとめると…

  1. 25歳以下で国内株式やるなら手数料は無料
  2. サービスなら「松井証券」が良い
  3. 長く付き合うなら「SBI証券」がオススメ

今回のいくつかの証券会社による新たな試みは、条件に合致する方にとってただただ良いサービスなのでぜひ利用してみて下さい!

25歳以上の方も関係ないとは思わず、サービス拡大を一緒に待ちましょう!

お役に立てれば幸いです!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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