資産運用

【ドルコスト平均法とは?】メリットデメリットから適した利用法と注意点について解説します!

資産運用

こんにちは、くっき〜です!

この記事では

悩み

・ドルコスト平均法って何?
・自分にも関係あるの?

という方に向けて、分かりやすく解説していきます。

結論:ドルコスト平均法は…

・一定金額を一定期間買い続ける手法
・使い方を間違えると大損失の可能性がある
・投資信託かETFのインデックス投資が◎

長期的な資産形成において有効な投資手法の1つに「ドルコスト平均法」というものがあります。

「名前は聞いたことあるけど詳しくは知らない」という方や知らずに利用している方も多いと思います。

この記事ではドルコスト平均法のメリット、デメリットを理解して、適した利用方法で活用できるよう具体的な投資法まで分かりやすく解説します。

既に知っているという方も復習や投資方法の見直しに繋がる内容にもなっていますので、ぜひ参考になさって下さい!

くっき~
くっき~

そんじゃ、レッツラゴー!

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ドルコスト平均法

ドルコスト平均法とは「金額が変動する金融商品を定期的に時間をかけながら、一定金額を購入し続ける手法」のことです。

例えば「1つの投資ファンドを毎月1日に1万円分ずっと買い続ける」みたいな手法です。

この手法を利用すると価格の一時的な下落や暴落時に、同じ金額でも多くの量を買い増すことができるため有利に運用できることがあります。

最初に一括で購入した場合とドルコスト平均法で購入した場合を比較してみましょう!

引用元:大和アセットマネジメント
結果

●ドルコスト平均法の場合
投資金額:60,000万円
購入平均価格:4,472円
現在の価格:5,000円
評価損益:+約7,000円
●一括購入の場合
投資金額:60,000円
購入平均価格:10,000円
現在の価格:5,000千円
評価損益:▲30,000万円

最初に一括購入した場合では、その後商品価格が半分になっているので保有している資産価値も半分になります。

しかしドルコスト平均法で購入すると、その後商品価格が半分になっているにも関わらず、保有している資産価値はマイナスどころかプラスとなっています。

くっき~
くっき~

なんじゃこれはっ!

どんなに優良と言われる投資商品でも10年や20年の間には必ず下落相場が訪れます。

そんな時にこそ力を発揮してくれるのがこの「ドルコスト平均法」です!

3つのメリット

概要の説明と重なる部分もありますが、改めてメリットをお伝えします。

メリットは次の3つです。

3つのメリット

・平均購入価格を下げられる
・価格の上下に一喜一憂しないで済む
・自動化できて手間が減らせる

くっき~
くっき~

1つずつ解説していくで!

平均購入価格を下げられる

まず1つ目のメリットは下落相場において「平均購入価格を下げられる」という点です。

先ほどの比較をもう1度見てみましょう。

引用元:大和アセットマネジメント

仮に一括購入で10,000円の高値掴みをしてしまった場合は、もう1度上昇して10,000円の価格まで戻る間はずっと含み損を絶えなければなりません。

その後も価格が上昇する保証はどこにもないので、損切りできなければいつまでも資金拘束されたまま、損失が膨らんでしまう可能性だってあります。

しかしドルコスト平均法なら買い始めが高値だとしても平均購入価格が下がるため、下落後に価格が少し戻るだけで含み損が解消され、評価損益はプラスになりやすくなります。

くっき~
くっき~

最強やんっ!

ただ価格が上がり続ける投資商品では逆に平均購入価格が高くなってしまうのも理解しておきましょう!

価格の上下に一喜一憂しないで済む

2つ目のメリットは「価格の上下に一喜一憂しないで済む」という点です。

一括購入では買った後に思うことは「頼むから上がってくれ」と「もう下がらないでくれ」のこの2つです。

少しの損ならまだ耐えれますが、これが30%減、50%減、70%減のようになってしまうと「気になって仕事に集中できない」とか「気になって夜も眠れない」という状況に陥ってしまいます。

くっき~
くっき~

助けてくれぇ〜

しかしドルコスト平均法なら買った後に価格が下落したとしても同じ購入金額で「お、前よりたくさん買えるじゃん!」と下落してもメリットがあるんですね。

投資に感情が入ると間違った投資判断をしてしまいがちなので、一喜一憂しないで済むのは投資において大きなメリットになります。

自動化できて手間が減らせる

3つ目のメリットは「自動化できて手間が減らせる」という点です。

ドルコスト平均法のような定期購入は最初に投資商品や金額、日程を設定しておけばあとはシステムが自動で購入してくれます。

「少しでも安いところで買わなきゃ」とか「あ、先月買い忘れた…」と常に価格をチェックする必要が無いので、仕事や家事・育児などで忙しい方でも簡単かつリスクを抑えながら資産形成をすることができます。

投資をしている人全員が投資を好きなわけではありませんので、最低限の時間でちゃんと効果が得られるのは良いメリットですよね。

3つのデメリット

メリットが大きければ、その分やはりデメリットも存在します。

良い部分だけ見て活用すると大きな損失の原因になりますので、デメリットもしっかり理解しましょう!

ドルコスト平均法のデメリットは次の3つです。

3つのデメリット

・短期投資、レバレッジ取引には向かない
・商品選びに失敗すると危険
・手数料が増える

くっき~
くっき~

1つずついくでー!

短期投資、レバレッジ取引には向かない

ドルコスト平均法は株式やFXのデイトレードのような短期投資には向きません。

ドルコスト平均法で投資する場合は、どんなに少なくても5年以上の投資期間は考えておく方が良いでしょう。

なぜなら自分が投資している期間、ずっと下がり続けるようでは利益は出ないどころか損失が膨らむばかりだからです。

長期間では右肩上がりのS&P500株価指数でも過去、長い時で約2年半もの間、下落相場が続いた期間がありました。

引用元:JP.Morgan

もちろん先のことは誰にも分かりませんので、長期だから絶対安心というわけでもありません。

ただ優良投資商品であれば長期的には上昇する確率も高く、時間が長いほど上昇する時に保有している確率も高くなりますので、長期間の方が有利なのは間違いありません。

また信用取引やレバレッジ取引といった、自己資金の何倍もの資金での取引で安易に活用するのも危険です。

くっき~
くっき~

これは長期でもだめ!

価格が予想外の動きをした際にただただ保有量が大きくなり、損失を抱えきれず強制決済されることもありますし、その時の損失は当初想定していたよりも何倍もの損失になる可能性があります。

短期投資や信用、レバレッジ取引では利用しないようにしましょう。

商品選びを失敗すると危険

先ほどの優位性の説明と同じで、ドルコスト平均法は「長期的には右肩上がり」の投資商品を購入していかなければなりません。

もし商品選びを間違えてずっと右肩下がりの商品をドルコスト平均法で継続購入していくと、含み損は増え続け、手数料もかさみ、ダブルパンチで大きな損失を抱えることになります。

くっき~
くっき~

どうすれば…

それを避けるためには長期の積立投資に適した投資商品の「ETF」「投資信託」を選ぶと良いでしょう!

あらかじめ投資先が分散されているため、リスクを分散できる上に手数料も格安です。

具体的な投資商品のオススメについては後に紹介します!

手数料が増える

一般的な投資では購入価格が少ないほど、手数料は割高になることが多いです。

投資では様々な手数料がかかります。

手数料例

・購入手数料(購入時)
・信託報酬(保有期間)
・信託財産留保額(売却時)
・為替手数料(海外投資商品)など

一括で買うと手数料の上限が決まっていたりするので、複数回に分けて買うことで手数料が高くなりやすいです。

ただ良い証券会社や優良な商品を選べば、手数料のデメリットはそこまで考えなくても良いでしょう。

SBI証券での株式取引は100万円以内なら手数料は無料ですし、楽天証券での投資信託(優良ファンド)ならかかる手数料は信託報酬のみなのに楽天ポイントが還元されるサービスがあるため、手数料はほとんど考えなくて良いです。

証券会社で手数料は大きく変わるので、優良な証券会社を選びましょう!

相性の良い投資法の具体例

ドルコスト平均法が適している具体的な投資方法を2つ紹介します。

2つの投資方法

・楽天証券+つみたてNISA+投資信託(インデックス)
・SBI証券+米国高配当ETF

つみたてNISAとは政府の投資制度の1つで税金が優遇されているものです。

通常、投資で利益が出ると約20%は税金として支払う必要がありますが、NISAを利用して投資するとその分は免除されます。

くっき~
くっき~

確定申告も不要やで!

さらに毎月一定額を定期的に自動で購入してくれるので、ドルコスト平均法の活用ができます。

めちゃくちゃ良い制度なので投資をするなら必ず利用しましょう!

楽天証券+つみたてNISA+投資信託(インデックス)

1つ目は「楽天証券のつみたてNISAで投資信託のインデックスファンドを運用する」方法です。

税金もかからず、資金が増大するまでは手数料もほとんど不要です(楽天ポイント還元のため)。

商品としては右肩上がりが期待できる世界の経済、米国の経済に投資するのがオススメです。

オススメ投資信託

楽天VT:世界の株式約9,000銘柄に投資
※正式名称:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天VTI:米国の株式約4,000銘柄に投資
※正式名称:楽天・全米株式インデックス・ファンド

手順はコチラで簡単に解説しています!

SBI証券+米国高配当ETF

2つ目は「SBI証券で米国高配当ETFを運用する」方法です。

投資商品の中には定期的に「配当」や「分配金」を還元してくれる商品があり、それらの中でも高還元の株式の寄せ集めをしたものが「高配当ETF」です。

さらに米国の企業は株主への還元に力を入れているので、還元率も高く安定しています。

投資はやってみれば分かりますが、「買う」よりも「売る」の方が圧倒的に難しいです。

高配当ETFは売らなくてもお金がどんどん舞い込んでくるので、資産を増やすにはうってつけです!

ETFの購入は自分で行うケースがほとんどなので手間がかかるのが難点でしたが、SBI証券では定期買付購入サービス」があるため、あらかじめ設定しておけばシステムが自動で購入してくれるのでその点も解決です!

くっき~
くっき~

言うことなしっ!

オススメの米国高配当ETF

SPYD:高配当の80社に投資
HDV:高配当かつ財務健全の75社に投資

詳しく解説してる記事もあるので参考にして下さい!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は【ドルコスト平均法と具体的な活用例】まで色々とお伝えさせて頂きました!

改めてまとめるとドルコスト平均法は…

  1. 平均購入価格を平準化させる効果がある
  2. 長期で優良投資先なら効果バツグン
  3. 少額でも始めやすく、リスクも分散できる

これから投資を始めるという方や長期的な資産形成を考えている方はぜひ活用したい投資手法です。

デメリットも理解しながら、投資商品や運用方法を選択するようにして下さいね。

以上、お役に立てれば幸いです!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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