こんにちは、くっき~です!
この記事では
・投資信託ってどうやって選べば良いの?
・数が多すぎて選べないよ…
という方に向けて、分かりやすく解説していきます!

結論から言うでっ!
①投資目的と合致しているか
②インデックスファンドを選ぶ
③投資先(指数)を選ぶ
④信託報酬率が低いものを選ぶ
投資信託を買おうと調べていると、あまりの情報の多さに「どこを見れば良いの?」とか「みんな何を重要視してるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
この記事で解説する4つのポイントさえおさえれば「まだ少し自信がないな」という方でも投資の成功率がぐっと上がります!
実際の探し方も画像を見ながら具体的に解説していますので、ぜひ参考になさって下さい!

では…いざ、ゆかんっ!!
①投資目的と合致しているか
まずそもそも論になりますが、自分の投資目的と投資信託の相性が良いか確認しましょう!

これは大前提やな!
簡単に説明すると…
投資信託とはプロの運用機関が投資家から集めたお金をまとめて、株式や債券に投資する商品です。
・運用をプロに任せられる
・あらかじめ分散されている
・少額からできる
・手間がかからない
・短期で利益を得にくい
・数が多すぎて選びにくい
・ぼったくり商品が多い
投資信託は10年や20年という長期投資に向いている商品です。
投機目的の方にはオススメできない商品なので、そこは大前提として理解しておきましょう!


どんどんいくで~!
②インデックスファンドを選ぶ
次の手順は「インデックスファンドを選ぶ」ということです。


全然分からん…


ゆっくり説明するから大丈夫!
まず投資信託は基本的に次の2つの運用方法に分かれます!


・パッシブ運用(インデックスファンド)
・アクティブ運用


これ以外無いと思っても大丈夫やで!


どう違うの?
パッシブ運用
パッシブ運用とは「マーケット全体に連動することを目指す運用方法」のことで、マーケット全体に投資したい場合に選びます!
例えば「トヨタやソフトバンクなど個別の企業の株価は予想できないけど、日本全体の株価は将来的に上がるんじゃないか」と考えた時に個別の株ではなく、「日本全体の株を買う」というイメージです。


日本全体?そんなことできるの?


指数を利用するんや!
例えば日本なら日本全体の株価を表す代表的な指数(インデックス)の「日経平均株価」や「TOPIX」というものがあります。
日経平均株価:225銘柄の株価平均
TOPIX:東証一部上場の約2,000銘柄の株価平均
そして日経平均株価の構成銘柄225社の比率は次のようになっています。




知ってる会社がいっぱいや!
仮に日経平均株価に連動するインデックスファンドを10万円分買うと、システムが自動で上記の銘柄比率と同じになるように振り分けてくれるので、どんなに少額だとしてもあなたは225社の株主に1人になったことになります。


ヤッテオキマスヨ!


株主か…ええ響きや…
つまり日経平均株価と同じような成果が得られる運用方法になります。
アクティブ運用
アクティブ運用とは「目標とする指数(インデックス)を決めて、それを上回る成績を目指す運用方法」のことで、先ほど解説したインデックスファンドよりも高いリターンを狙いたい時に選びます!
例えば目標(ベンチマーク)とする指数を「日経平均株価」と決め、日経平均株価のリターンは3%だとします。
そうするとプロの運用機関の人たちがプロの意地で4%や5%と、それを超えるリターンを狙う運用を行います。


プロの力みせてやらぁ!!!


おー、プロ頼むでー!
ここで最初の結論に戻りますが、皆さんは…
👉パッシブ運用のインデックスファンド
を選びましょう!


何でやっ!?利益欲しいっ!
・経費が高い
・パッシブの方が成績が良い
・選ぶのが難しい
まずアクティブ運用はシステムではなく、プロの人件費が発生しているため経費が高くなります!
多少高くなるくらいなら良いんですが、かなり高くなります。
例えば楽天証券で日本の株式に投資するアクティブファンドを人気順に見ると…


ざっと平均すると1.3%とか1.4%くらいでしょうか…
次に同じ日本の株式に投資するインデックスファンドを人気順に見ると…


平均すると0.2%くらい、経費の違いは10倍近くにもなります…


そんな違うんかいなっ!


この差は本当にでかいで!


でもプロが運用するなら成績がもっと良いはず!!
では次のデータを見てみましょう!
下記は過去5年間におけるパッシブ運用とアクティブ運用(プロの運用)のリターンを比較したものです。


A(左)は経費を考慮済み、B(右)は経費を未考慮、シャープレシオは高い方がリターンが大きいという意味です。
<経費あり>
パッシブ運用:0.4
アクティブ運用:0.2
<経費なし>
パッシブ運用:0.42
アクティブ運用:0.29
つまり経費を考えなくてもパッシブ運用の方が成績が良いのに、さらに経費を考慮するとリターンにもっと差が生まれたという結果が出たわけです。


しかも過去5年の株式市場はかなり好調!
そういった相場状況においてもアクティブ運用よりもパッシブ運用の方が優れていることがデータで証明されているんです!


そんなぁ…プロでもそうなのか…
アクティブファンドの中にはインデックスファンドを上回るものももちろんあります。
しかし運用のプロでも必ず利益が出せるわけではないように、数あるアクティブファンドの中からインデックスファンドより優れたものを見つけるのは至難の業です…
難しいことをすれば利益が増えるわけではありませんので、まずはインデックスファンドから選びましょう!
③投資先(指数)を決める
運用商品をインデックスファンドに決めたら、次は投資先(指数)を決めていきます!
例えば日本に投資をしたいなら先程のような「日経平均株価」や「TOPIX」、米国に投資したいなら「ニューヨーク・ダウ」や「S&P500」などを選択します!
ざっと有名どころの指数をまとめたので参考にしてみて下さい!
指数名 | 投資対象 | リターン | リスク |
---|---|---|---|
日経平均株価 | 国内株式 | +4.3% | 18.8% |
TOPIX | 国内株式 | +4.2% | 17.3% |
S&P500 | 米国株式 | +8.8% | 14.8% |
CRSP USトータル・マーケット・ インデックス | 米国株式 | +9.1% | 15.2% |
Msci World Index | 先進国株式 | +8.0% | 15.3% |
Msci All Country World Index | 全世界株式 | +8.0% | 15.6% |
FTSE世界株式指数(All-World) | 全世界株式 | +8.1% | 15.6% |
Msci Emerging Markets Index | 新興国株式 | +10.4% | 21.2% |
NOMURA-BPI総合 | 国内債券 | +1.6% | 1.9% |
FTSE世界国債インデックス 除く日本(円) | 先進国債券 | +4.7% | 8.8% |
JPモルガン EMBIグローバル | 新興国債券 | +8.1% | 8.9% |
東証REIT指数:15年 | 国内不動産 | +6.5% | 19.5% |
S&P先進国REIT指数 除く日本 | 先進国不動産 | +11.8% | 18.6% |
S&P新興国REIT指数(円):15年 | 新興国不動産 | +3.2% | 24.3% |
※データは2021年7月時点、経費、税金は考慮していません。
リスクは価格のブレ幅を表しているので、価格の上下に一喜一憂してしまいそうな方はリスク値が低いものからスタートしましょう!
慣れてきたら少しずつリスクのあるものも検討しても良いかもしれません。
また指数を選ぶ際は同じマーケットでもより分散されたものがオススメです!
例えば日経平均株価(225銘柄)よりもTOPIX(約2,000銘柄)、米国のニューヨーク・ダウ(30銘柄)よりもS&P500(500銘柄)というようにより分散数が多い方がリスクが軽減できます。
仮に構成銘柄の1つの企業が不祥事で倒産となっても分散されている方がダメージが少ないのは何となく伝わりますよね?
資産運用はいかにリスクを抑えつつ、リターンを得るかというバランスがとても大事なので同じマーケットだとしても出来るだけ分散力の高い方選ぶのがオススメです!
④信託報酬率の低いものを選ぶ
ここまで決めたら最後は信託報酬率をチェックします!
信託報酬率とは保有コストのことです。
本来、投資信託は保有コストの他に買付手数料や信託財産留保額という手数料がありますが、楽天証券やSBI証券を利用して優良ファンドを選べばこの辺りは基本無料です!


まじか!すげぇ〜!!
ただ投資信託は似たような名前の商品なのに手数料が違うややこしいものがあるので注意が必要です!
例えば先程の「TOPIX指数」に連動する投資ファンドは実際にこれだけ存在します!
商品名 | 委託会社 | 信託報酬 |
---|---|---|
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド | ニッセイ | 0.154% |
東京海上セレクション・日本株TOPIX | 東京海上 | 0.154% |
iFree TOPIXインデックス | 大和 | 0.154% |
eMAXISSlim国内株式(TOPIX) | 三菱UFJ国際 | 0.154% |
Smart-i TOPIXインデックス | りそな | 0.154% |
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 三井住友DS | 0.176% |
i-SMT TOPIXインデックス(ノーロード) | 三井住友TAM | 0.187% |
たわらノーロード TOPIX | AMOne | 0.187% |
つみたて日本株式(TOPIX) | 三菱UFJ国際 | 0.198% |
SMT TOPIXインデックス・オープン | 三井住友TAM | 0.407% |
eMAXIS TOPIXインデックス | 三菱UFJ国際 | 0.440% |
野村インデックスファンド・TOPIX | 野村 | 0.440% |
ニッセイTOPIXオープン | ニッセイ | 0.550% |


どんだけ〜!!
そしてファンドの中身はほとんど同じなのに手数料の差が0.4%もあるものがあります。
インデックスファンドを選ぶ場合、信託報酬率が0.3%を超えるようならぼったくり商品に認定して下さい!


間違っても選ばないように!
実際の探し方
それでは簡単に楽天証券でのファンドの探してみましょう!
今回探すファンドは超人気優良ファンドの「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。
米国の株式マーケット全体に連動するインデックスファンドです!
別の証券会社でも探し方は基本は同じですので、参考にして下さい。


口座持ってなくても見ることはできるで!
まずは楽天証券のサイトにとび、上のタブの「投資信託・積立」をクリックします!


次の画面で「投資信託を探す」をクリックします!


次の画面で「投信スーパーサーチはこちら」をクリックします!


左側で条件が設定できるようになるので、次の3つにチェックを入れます!
・インデックスのみ
・株式
・北米


すると右側のファンドが自動でスクリーニングされて、目当てのファンドが出てきました!


口座開設しなくても色々見れますし、楽天証券だけでなく他の証券会社でもこのような条件設定ができますので、興味があれば色々見てみて下さい!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は【投資信託の選び方の4つの手順】についてお伝えさせて頂きました!
最後にポイントをまとめると…
- ①投資目的と合致しているか
- ②インデックスファンドを選ぶ
- ③投資先(指数)を選ぶ
- ④信託報酬率が低いものを選ぶ
これらを意識して商品選びをすれば大きな失敗は避けることができます!
人気だからとか人が勧めているからという理由ではなく、自分の目で見て商品を選ぶようにしましょう!
以上、お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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