資産運用

【投資初心者からステップアップ!】3つの世界的な運用機関のポートフォリオから学ぼう!

資産運用

こんにちは、くっき〜です!

この記事では

悩み

・ポートフォリオって何?
・そんなに重要なの?
・みんなどうしてる?

という方に向けて、世界的な3つの運用機関のポートフォリオを紹介します!

くっき~
くっき~

紹介する3つはコチラ!

紹介する3つの運用機関

・GPIF
・GPF-G
・ハーバード大学

投資で失敗しないために非常に重要なポイントとなるのがこの「ポートフォリオ」です。

大事大事とは聞くけれど「実際何なの?」とか「他の人はどうしてるんだろう…」と気になる方もいるのではないでしょうか?

この記事では世界的に有名な3つの運用機関のポートフォリオを紹介させて頂きます。

個人投資家として真似できる部分、できない部分もありますが、守りながら増やす方法というのを世界のトップから学んでいきましょう!

くっき~
くっき~

んじゃ!さっそくいってみようっ!

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ポートフォリオ

まずはポートフォリオの概要について解説していきます。

ポートフォリオの概要

広い意味だとポートフォリオは色んな意味でがあるようですが、金融や投資の世界では…

👉いろいろな資産の組み合わせ

のことを言います。

似たような意味を持つ言葉で「アセットアロケーション」というものもありますが、個人的にはそこまで違いを気にする必要は無いかなと思います。

一応…

アセットアロケーション

資産クラスを配分すること。
<例>
株式:50%
債券:30%
不動産:20%

ポートフォリオ

具体的な投資商品を配分したもの。
<例>
トヨタの株式:50%
5年国債:30%
投資用のアパート:20%

言葉の使い方のイメージは「自分の資産をアセットアロケーションしてポートフォリオを作ろう」という感じですね!

ポートフォリオの必要性

次はポートフォリオの必要性についてです。

くっき~
くっき~

中々本題いかんなー

くっき~
くっき~

これだけ説明させて!

ポートフォリオの目的は「リスクの分散」です。

リスクの無い投資商品はありませんが、リスクの大小は投資商品によって異なります。

資産例

・預金
・債券
・株式
・不動産
・コモディティ
・仮想通貨…etc
※一般的に下にいくにつれ、リスクが大きくなります。

全資産を預金にするとリターンはほとんどありませんし、全資産を仮想通貨にすればリスクもリターンもかなり大きくなります。

くっき~
くっき~

じゃあ投資なんてしないほうが…

くっき~
くっき~

預金にもインフレリスクがあるで!

インフレリスクについてはコチラの記事で解説しています!

リスクの異なる複数の資産でポートフォリオを組むことで、リスクを抑えながらお金を増やすことが可能になります。

1990年にノーベル経済学賞を受賞した米国の経済学者ハリー・マーコウィッツ氏がの論文「現代ポートフォリオ理論」でもそのことが証明されています。

くっき~
くっき~

理論的にも証明されたんや!

世界規模のポートフォリオ

では世界規模のポートフォリオを見ていきましょう!

今回はとんでもない額を運用している2つの基金と天才達が集うハーバード大学のポートフォリオを紹介します。

3つの運用機関

・GPIF
・GPF-G
・ハーバード大学

くっき~
くっき~

1つずつ紹介していくで!

GPIF:年金積立金管理運用独立行政法人

GPIFとはGovernment(政府)Pension(年金) Investment(投資) Fund(基金)の略で公的年金積立金の管理、運用を行っている厚生労働省管轄の組織です。

私たちが毎月支払っている国民年金や厚生年金をGPIFが運用しており、その資産規模は2020年6月末時点でなんと約193兆円と世界最大のファンドになっています。

くっき~
くっき~

ひゃひゃひゃ193兆円???

引用元: 年金積立金管理運用独立行政法人

少子高齢化が進む日本でこの年金が運用されるとなると国民の目は当然厳しくなりますよね!

くっき~
くっき~

減らしたらただじゃ済まさんぜ!

そのため徹底したリスク管理をしつつ、安定して利益もあげなければならないというポートフォリオとなっています。

くっき~
くっき~

めちゃシンプルっ!!

くっき~
くっき~

教科書のようなポートフォリオ!

2020年4月より国内外債券の割合を少し変更しておりますが、このようなシンプルなポートフォリオでも実質年平均利回りは「3.7%」を記録しています。

引用元:年金積立金管理運用独立行政法人
くっき~
くっき~

これなら自分にもできるかも…

くっき~
くっき~

その考え方が大事!

GPF-G:ノルウェー政府年金基金-グローバル

先程紹介したGPIFのノルウェー版というようなイメージです。

北海油田の収益を運用資金としている点は異なりますが、資産額は約121兆円とGPIFに次ぐ資産規模となっています。

くっき~
くっき~

金額でかすぎてマヒしてきた…

GPF-Gのポートフォリオはこのようになっております。

さらに細かく見ていくとアップルやネスレ、マイクロソフト、サムスンなど、なんと世界70ヶ国以上、9,000銘柄以上の企業に分散投資をしています。

引用元:NORGES BANK INVESTMENT MANAGEMENT

株式の割合が多めで不動産も含まれているため、日本の年金基金に比べるとリスクとリターンが大きめのポートフォリオとなっていますね。

くっき~
くっき~

資金があるからできるんでしょ?

くっき~
くっき~

そんなことないで!

例えばETFの「VT」という商品では数万円程度で世界の9,000銘柄以上の株式に投資できますし、REITという商品ならこちらも数万円程度で不動産に投資することが可能です。

REITについてはコチラの記事で解説しています!

ちなみにGPF-Gの実質年平均利回りは「4.6%」です。

引用元:NORGES BANK INVESTMENT MANAGEMENT

ハーバード大学

ハーバード大学と言えば誰もが知っている世界有数の超名門大学です。

Facebook創設者のザッカーバーグ氏やマイクロソフト創設者のビル・ゲイツ氏などの出身校でもあり、世界の大学をランク付けした「2021年版タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」では世界3位となっています。

順位大学名
1位オックスフォード大学英国
2位スタンフォード大学米国
3位ハーバード大学米国
36位東京大学日本
くっき~
くっき~

頭良いのは知ってるけど、大学が資産運用してるの?

日本では政府が大学に資金援助を行っていますが、アメリカの私立大学では政府の資金援助はありません。

その分学費も高くなりますが、それでも足りない分はなんと自分たちで運用して資金を得ているのです。

くっき~
くっき~

まさにスーパーエリート!

そんなエリートたちがどんなポートフォリオを組んでいるのか見ていきましょう!

ちなみに運用額は2020年6月末時点で約4.3兆円です。

引用元:HMC Message from the CEO

日本やノルウェーの年金基金のポートフォリオと比べるとかなり複雑になっているのが分かります。

これまで紹介したポートフォリオでは株式(公開)と債券がポートフォリオのほとんどを占めていたのに対し、ハーバード大学では合計しても24%しかありません。

投資対象の約7割はオルタナティブ資産で構成されていて、ハイリスクハイリターンなポートフォリオとなっています。

くっき~
くっき~

何かよく分からん横文字が…

オルタナティブ資産の例

・ヘッジファンド
・未公開株
・不動産
・コモディティ(金、原油など)…etc

ヘッジファンドは「相場が下がる時も利益を狙うプロのファンド」、未公開株は「まだ市場に上場していない株」などのことで、不動産やコモディティはインフレに強い資産とされています。

ハーバード大学の20年間の実質平均利回りはなんと「9.4%」です!

あらゆるネットワークを利用して投資を行っているので、一般の投資家が真似するのは難しいですが、天才たちですらこれだけ投資先を分散しているということは知っておきましょう!

運用成績で3つを比較

ここで3つの基金の過去の運用成績を比較してみます。

西暦/基金GPIFGPF-Gハーバード大学
2004年4.6%1.0%21.1%
2005年14.37%11.5%19.2%
2006年4.75%5.6%16.7%
2007年-6.41%-11.4%23.0%
2008年-10.03%-9.5%8.6%
2009年9.55%25.5%-27.3%
2010年-0.57%4.9%11.0%
2011年2.47%2.8%21.4%
2012年10.23%11.0%-0.05%
2013年8.64%16.6%11.3%
2014年12.27%34.5%15.4%
2015年-3.81%0.8%5.8%
2016年5.86%12.7%-2.0%
2017年6.9%3.9%8.1%
2018年1.52%9.4%10.0%
2019年-5.2%12.5%6.5%

引用元:各基金のHP、Annual Reportより筆者作成

この表からはそれぞれのポートフォリオの特徴が良く分かります。

GPIFの特徴:利回りは3.7%

・債券が多いため、マイナス幅が最も狭い
・リスク資産が少なく、リターン幅も狭い

GPF-Gの特徴:利回りは4.6%

・資産クラスの中で株式のリターンが最も大きい
・世界の株式の動きに左右される
※2008年はリーマンショックの年

ハーバード大学の特徴:利回りは9.4%

・コンスタントに高い利回り
・マイナスが最も大きい

そして、それぞれ共通していることは「どんなに凄い世界のプロが運用してもマイナス収支の年もある」ということです。

くっき~
くっき~

これは本当に覚えておくべき!

それでももっと長期ではしっかりと利益が出ています。

年単位の収支や一時的な価格の暴落で間違った投資判断をしないように、リスク管理やポートフォリオをしっかりと構築しましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は【ポートフォリオの重要性と世界の運用機関のポートフォリオ】についてお伝えさせて頂きました。

最後にもう1度まとめると…

  1. ポートフォリオは理論的に有効!
  2. 世界規模の運用機関でも重要視される!
  3. プロでもマイナスの年はある!

最初から100点のポートフォリオなんて無理に決まっていますので、自分で少しずつ調整しながら自分なりのポートフォリオを構築していきましょう!

以上、お役に立てれば幸いです!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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