
投資で失敗したくない…
このような不安を解消するには、自分のリスク許容度を知ることが先決です。
この記事の結論
- リスク許容度を超えた投資をするとまともな投資判断ができない。
- リスク許容度のポイントは「年齢・家族・資産・収入・経験・性格」の6つ。
- 投資は余剰資金かつ少額から始めることが大切!
投資に失敗しないためには「リスク許容度」の範囲内で運用することが第一です。
しかし、リスク許容度は人によって異なり、正解が無いため、どのように考えればよいか分からないという人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、投資で失敗しないためのリスク許容度のポイントや付き合い方を失敗談付きで解説します。
リスク許容度診断テストなどもありますので、ぜひ試してみて下さい!
なぜリスク許容度が重要?

リスク許容度を超えると人は正常な判断ができなくなります。
損失だけで済めば良いですが、私生活にまで影響してくることもありますので、まずはその重要性について解説します。
そもそもリスク許容度とは?
リスク許容度とは「投資中の価格の値動きにどれだけ耐えられるか?」というものです。
投資の世界では「リスク=危険」ではなく「リスク=価格のブレ幅」と考えます。

例えば、今日から投資を始めて次のような価格の値動きだった場合、あなたは耐えられますか?

こんなの精神崩壊する…
私と同じように「この価格の動きには耐えられない」と思うなら、この投資はあなたのリスク許容度を超えているということです。
しかし、「投資とはこういうものでしょ」とか「資産が数十億円以上ある」という人とっては、これくらいの動きは普通だと思っているかもしれません。
このようにリスク許容度は人によって異なるのです。
見誤るとどうなってしまうのか、失敗例を紹介します。
リスク許容度を超えるとどうなる?

リスク許容度を超えて投資する3パターンの失敗例を紹介します。
全て実体験です(^^;
①価格が気になり他のことに集中できない
副業として株式投資をスタート。
日本の株式市場は平日の朝9時〜午後3時までなので、価格が動くのもその時間です。
買った株の利益が出てるかどうか、みなさんも気になりませんか?
- 事務所にいる時はトイレでスマホをチェック
- 乗車中は赤信号の度にスマホをチェック
まともでないことは、伝わりますよね?
その後はFXに手を出して、夜に眠れなくなることもありました…

お金よりも大切なものはたくさんあるね…
②間違った投資判断をする
日本株式の平均リターンをご存知ですか?
ここ20年の平均利回りは約5%、100万円を複利運用すると20年後には266万円(約8.3万円/年)に増える計算です。
投資したいと思いませんか?
しかし、ひとたびリーマンショックのような事件が起きると株価は大暴落します。
年間8万円を得られると思って始めたのに、50万円を失う人もいるのです。
本当は長期保有するはずでも、リスク許容度を超えていると損失額に恐怖して慌てて判断してしまうのです。
実際にリーマンショックが起きる前(2007年ごろ)の日経平均株価(1万8千円前後)と2022年現在の株価(2万円後半)を比べると約1.5倍なっていますので、最初の見立ては間違っていなかったことになります。

私は株式やFX、仮想通貨のトレードで、嫌というほど経験しました…
③負けを取り返そうとさらにリスクを取る
人間は本当に「損」が嫌いな生き物です。
投資で損をすると必ず「取り返したい」という気持ちが出るものです。
一生懸命働いて貯めたお金ですからね。
しかし、損失が2回、3回と続いてしまうともう1回の投資では取り返せません。
するとどうするか…
リスクを倍にして、すぐに取り返そうとしてしまうのです。
それを繰り返すうちに貯金が0になったのが私です…
リスク許容度を超えた人間の末路、伝わりましたでしょうか?

マネしないでね…
診断テストをやってみよう!ポイントも解説!

リスク許容度は人によって異なりますが、客観的に見るポイントもあります。
まずは下のテストをしてみて、自分のリスク許容度を見てみましょう。

2つとも1、2分で終わるよ!
私は下記のようになりました。
リスク許容度を測る6つのポイントがこちらです。
- ①年齢:若いほどリスク許容度は大きい
- ②家族構成:少ないほどリスク許容度は大きい
- ③資産状況:多いほどリスク許容度は大きい
- ④職業、収入:会社員・公務員(一般的に)で収入が多いほどリスク許容度は大きい
- ⑤知識、経験:長いほどリスク許容度は大きい
- ⑥性格:堅実派ほどリスク許容度は小さい
自身に照らし合わせてみるとどうでしょうか?
気持ちだけでなく、客観的な数値やポイントを押さえてリスク許容度を超えた投資をしないようにしましょう。
リスク許容度との付き合い方


そうは言っても自分のリスク許容度なんて分からないわ…
という人は、次のような付き合い方をしてみてはどうでしょうか?
①半年分の生活費を貯める
まずは貯金です。
投資は必ず余剰資金で行いましょう。
私のように生活費に手をつけてはいけません…
最低でも半年分の生活費は、別に貯めておくと良いですね。
生活費が絡んだ時点で、まともな投資判断はできなくなります。
②信用取引をしない
信用取引とはお金を借りて投資をすることです。
「そんなことしないよ」と思う人もいるかもしれませんが、信用取引をしている人は多く存在します。
- 預けたお金の3.3.倍の投資が可能
- 下落相場でも利益が狙える

誰でも簡単に利用できちゃうんだよね!
利益のチャンスが広がるのは確かですが、思いもよらぬ損失が発生するケースがあります。
甘い言葉に惑わされないようにしましょう。
③少額から始める
「少額投資なんて儲からないから意味がない」という意見もたまに聞きますが、やっぱり意味はあります。
失敗したことのない投資家なんて聞いたことがありませんので、少額のうちに小さな失敗を経験しましょう!
慣れてきたら少しずつ投資額を増やして、自分なりのリスク許容度の目安を探ることが大切です!


これは本当に自分しか分からない!
もし、いくらから始めようか迷うという人は「節約して浮いたお金」の一部を投資に回してみて下さい!
特にオススメは固定費の節約です。
これなら誰でもできてほとんどノーリスクなのに、かなりのリターンが期待できますよ^ ^
まとめ
いかがでしたか?
今回は【リスク許容度のポイントや付き合い方】について解説しました。
最後にこの記事をまとめます。
まとめ
- リスク許容度を超えた投資は大きな失敗につながる可能性がある。
- 正解はなくても、自分のリスク許容度を探り続けることが大事!
- 投資の失敗は少額のうちにたくさん経験するべき!
投資は一時的に儲けるためにするものではありません(→それは投機です)。
長期的に見ると小さな失敗は大きくプラスになりますので、知識をつけてチャレンジしていきましょう^ ^
以上、お役に立てれば嬉しいです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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