こんにちは、くっき〜です!
この記事では
・近々NISAの制度が変わるらしいけど何が変わるの?
・そもそもNISAって何?
という方に向けて、分かりやすく解説していきます!
・今のNISAがどんなものか分かる
・新しいNISAは何が変わるのか分かる
投資を始めようとすると必ず目にするのが「NISA(少額投資非課税制度)」です。
制度の見直しで2024年(令和6年)より内容が変更されますが「何が変更されるの?」とか「そもそも変更前を知らないのに…」という方も多いのでないでしょうか?
この記事ではNISAの知識が全く無い方でも分かるよう、現状のNISAをおさらいしながら、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの変更点をそれぞれ解説していきますのでぜひ参考になさって下さい!

それでは~!いってみようっ!
NISAとは
まずは簡単にNISAの説明をします!
NISAとは国民の皆さんがもっと投資をしやすいようにと国が導入した投資のための制度のことです。

投資をしやすいってどういうこと?

税金を払う必要が無いんや!

税金って??
仮にあなたの隣の家の人が「株式取引で100万円儲かったぁー」と叫んでいたとします。

どんな状況やねんっ!
しかし、投資で利益が出た場合には利益の約20%を税金として納める必要があるので、その隣人の手元に残る利益は100万円から約20万円を引いた約80万円となります。

そうなの?結構デカいな…

結構どころかめちゃデカい!10倍なら税金200万やで!
資産運用の税金について知りたい方はコチラからどうぞ!
せっかくリスクをとって利益が出ても、一部(約20%)は税金という完全なデメリットが投資にはあるんです…
しかしNISAはなんと「この税金は払わなくて良いよ」という制度なのです!


おぉ、ってことはつまり…


利益は全てあなたのものです!


まじかよ!じゃあ全額NISAやー!


ただぁぁぁぁあし!


誰やっ??


そんなことしたら税金が減るんだから当然条件をつけまーす!


むむ、条件やと…
ということで、2024年から変わる新NISAへの変更点とはこの条件の部分が変わるというものです。
NISAの変更点
ではNISAの変更点を説明していきます。
まずは変更前のNISAから見ていきましょう!
変更前のNISAの内容
NISAは「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」の3種類に分かれます。
項目ごとにそれぞれ条件が異なり、運用目的や運用方法などによって最適なものを選べるようになっています。
一般NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |
---|---|---|---|
対象者 | 20歳以上の方 | 20歳以上の方 | 18歳未満 |
投資上限枠 | 120万円/年 | 40万円/年 | 80万円/年 |
非課税期間 | 5年 | 20年 | 5年 |
節税効果 | 運用益が非課税(20.315%) | 運用益が非課税(20.315%) | 運用益が非課税(20.315%) |
運用商品 | 株式、投資信託、ETF、REIT | 金融庁が承認した投資信託 | 株式、投資信託、ETF、REIT |
換金 | いつでも可 | いつでも可 | 子供が18歳まで不可 |
損益通算 | 不可 | 不可 | 不可 |
今回の制度改正では主に一般NISAがややこしく変更されています。
一般NISAは少し気合い多めでいきましょう!
全体像はこのような感じです。


一般NISAの変更点(新NISA)
まず大きな変更として、新NISAには1階、2階という新しい概念が登場します。


元々そんな概念は無かったんや!
変更前 | 変更後 (1階) | 変更後 (2階) | |
---|---|---|---|
口座開設期間 | 〜2023年 | 2024〜2028年 | |
投資上限枠 | 120万円/年 | 20万円/年 | 102万円/年 |
非課税枠合計 | 600万円 | 610万円 | |
非課税期間 | 5年 (最長10年) | 5年 ※つみたてNISAに移行可 | 5年 |
運用商品 | 株式、投資信託、ETF、REIT | つみたてNISA対象商品 | 高リスク商品を除外した株式、投資信託、ETF、REIT |
①新規口座開設期間が5年延長
元々NISAは2023年までしか口座開設できませんでしたが、2024年からは新NISAと名前を変え2028年まで口座開設ができるようになりました!


これは簡単やな!はい次!
②投資対象商品の変更
一般NISA(現NISA)と新NISAでは投資できる商品が変わります。
そして、新NISAの中の1階と2階とでも投資できる商品が変わります。
まず一般NISA(現NISA)では株式、投資信託、ETF、REITなど投資対象は幅広く用意されていました。
新NISAの2階部分では、今まで選ぶことのできた株式、投資信託、ETF、REITの中から金融庁が「ハイリスクな商品」と認定したものを除いたものが投資対象商品となります。


危険なものは排除しまーす!


さっきからやけにフランクやな…
そして、新NISAの1階部分ではさらに投資商品が厳選され、金融庁が「優良な商品」と認定したもののみが投資対象商品となります。
2021年6月の現時点の最新データによると投資対象ファンドは全部で192本、後に解説するつみたてNISAの対象商品と同じとのことです。
対象ファンド一覧 → 金融庁HP
投資信託だけでも6,000本以上の商品がありますので、相当厳選されていることが分かりますね。


認めた商品だけねー!!
要するに…
2階:今までよりリスクが控えめ
1階:今までよりリスクがかなり控えめ
の投資商品のみに厳選されたということです!
③投資枠の使い方
一般NISA(現NISA)では年間120万円の投資上限枠を最大5年間利用することができます。
毎年最大限活用すれば最大600万円分の投資商品を購入できたわけです。


5年というのは非課税期間のことな!
それが新NISAでは投資上限枠が年間122万円と2万円プラスになり、1階部分が20万円、2階部分が102万円という枠組みができました。




ここが1番ややこしい!
新NISAからスタートした方(2024年以降に口座開設した方)はまず1階部分を優先的に利用しなければなりません。
そして先ほど解説したように1階部分はつみたてNISAの投資対象ファンド(2021年6月時点なら192本から)しか選ぶことができません。
仮に投資資金が50万円あって、新NISAの投資枠で個別株式を購入したいと思っても、まず20万円分はつみたてNISAの対象投資ファンドから選び、残りの30万円で個別株式を買うことになります。


なんだか窮屈やな…
投資対象商品が安全なものに厳選されたことからも分かるように、今回の制度改正は「より多くの人により安全に資産運用をして欲しい」という国の意図があるためです。
投資初心者の方にとっては安全な商品を金融庁が厳選してくれているので、悪くない改正かなと思います。
ただ一般NISAを開設している(2023年までにNISA口座を開設している)場合は投資経験者とみなされ、届出をすればいきなり2階部分の枠から利用することができます。
ただし、その時は1階の20万円利用枠は消滅して年間で利用できる枠は102万円のみ、さらに投資対象商品も上場株式のみになるので投資信託やETF、REITを購入したい方は1階から利用する必要があります。


最後にもうひとつ!


もうパンパンやで!
新NISAの2階部分は5年で非課税期間が終了しますが、1階部分は5年終了後に「つみたてNISA口座」にうつすこと(ロールオーバー)ができます。
詳しくはコチラで解説しています!
つまり新NISAの1階部分で5年間(投資上限枠20万円×5年間で100万円)、その後つみたてNISAで20年間(投資上限枠40万円×20年間で800万円)の最大25年間非課税での運用が可能となります!


お疲れ様~!この記事はここでほぼ終わり!


まだつみたてNISAとジュニアNISAが…


そっちはほんまに簡単やで!


ほんまやろうなー?
つみたてNISAの変更点
つみたてNISAの変更点は1つです!
新規口座開設期間が5年延長
元々つみたてNISAはの口座開設は2037年まででしたが、2042年まで延長になります。


はい、以上っ!


もうっ!?はやっ!
ジュニアNISAは廃止
ジュニアNISAは2023年12月に制度廃止が決まっております。


はい、以上!


えっ!?終わりっ!?
ただジュニアNISAは廃止によって、使い勝手の悪さが解消されたために現在人気上昇中となっています!
詳しくはコチラで解説しています!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は【2024年のNISA制度改正】についてお伝えさせて頂きました!
最後に3種類のNISAのポイントをまとめると…
・口座開設期間5年延長
・1階の上限枠は20万円で優良ファンドのみ
※優先的に利用、5年後はつみたてNISAに移行可能
・2階の上限枠は102万円でりすくのたかい商品を除いた投資商品
・口座開設期間5年延長
・2023年末に廃止
今回の制度改正でたしかに少しややこしくなりましたが、これから資産運用を始める方にとってNISAは使わない手は無い制度です!


自信を持ってオススメするで!
このブログではオススメのファンドや選び方なども紹介しておりますので、良ければ参考になさって下さい!
以上、お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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