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【お金が貯まらない…】奨学金・教育ローンの負担を減らす返済方法を解説します!

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こんにちは、くっき〜です!

この記事では

悩み

・ローンの返済でお金が貯まらない…
・多少無理してでも早く楽になりたい…

という方に向けて、経済的・精神的な負担を減らす返済方法を個人的見解で解説していきます!

くっき~
くっき~

先に結論言うでっ!

結論

・無理して早く返す必要は無し
・両方借りているなら教育ローンを優先

・利息ではなく固定費に目を向ける

社会人になって自由なお金が増えると思いきや、いつまで経っても「奨学金、教育ローンの返済が終わらずにお金が貯まらない…」「毎月の負担を減らす方法は無いか…」と考える方も多いでしょう。

この記事では奨学金・教育ローンとの付き合い方や考え方、負担を減らす方法ついて個人的な見解も踏まえて解説していますので、ぜひ参考になさって下さい!

くっき~
くっき~

ほいじゃ、レッツゴー!

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奨学金と教育ローンの概要

どちらも学費(大学など)の助けとなる制度ですが、簡単に違いを理解しておきましょう!

奨学金とは

まず奨学金は大きく3つの種類に分かれ、違いは次のようになっています。

奨学金
(種類)
給付型貸与型
(第一種)
貸与型
(第二種)
返済不要必要必要
金利無しあり

借りるなら返済不要の給付型や利息の無い第一種を当然希望したいところですが、多くの方が第二種を利用しているのが現実です。
※給付型や第一種には、家庭の資金状況や高校時代の成績などの審査があるため。

利息ありの第二種奨学金のポイントをまとめました。

奨学金(第二種)

借りる人:学生本人
返す人:学生本人
借りる金額:2〜12万円/月
返済期間:最長20年
金利:0.01%〜3%
※在学中は無利息

金利は上限が3%と決められており、それを超えることはありません。

直近5年間の利率(固定方式)は約0.22%なので、あらゆるローンの中でもかなり低い金利と言えますね。
計算参照:日本学生支援機構 JASSOサイトより算出

教育ローンとは

教育ローンは1種類で、ポイントは次のようになっています。

教育ローン

借りる人:保護者
返す人:保護者
上限金額:350万円(450万円)
返済期間:最長15年(18年)
金利:1.65%(原則固定)
※日本政策金融公庫 2021年11月時点金利
※在学中も利息発生

奨学金と違い、教育ローンは親の名義で借ります。

奨学金と両方借りた方は「親に返済しているよ」という方もいるでしょう。

くっき~
くっき~

本当に偉い!

では続いて繰上げ返済について解説していきます。

繰上げ返済は焦る必要無し

ローンの返済方法の1つに「繰上げ返済」といものがあります。

繰上げ返済とは返済残高の一部または全額を期限より前にまとめて返済することです。

第二種奨学金や教育ローンの返済では利息も支払っているため「早く返す(繰上げ返済)ほうが損が少ない」とこのように思うのも当然ですよね?

その考え方は1ミリも間違っていませんが、個人的には「焦る必要は無い」と思っています。

その理由は「金利が低いから」です。

簡単なシミュレーションをしてみましょう!

利息のシミュレーション

まずは奨学金のシミュレーションです。

結局は「借りるとどれだけ損するの?」ということですね。

奨学金の金利は卒業のタイミングで異なるため「利率固定方式」の直近5年間の平均値で計算します。

奨学金シミュレーション

●借りた条件
借りた期間:4年(48ヶ月)
借りた金額:10万円/月(総額480万円)
利率:0.22%
返済期間:20年
●結果
返済総額:4,911,875円
利息総額:111,875円
損する額:約5,600円/年平均

くっき~
くっき~

これだけっ?

次は教育ローンのシミュレーションです。

教育ローンは三菱UFJなどの民間銀行でも借りることは可能ですが、今回は日本政策金融公庫の2021年11月時点の金利で計算します。

引用元:日本政策金融公庫
くっき~
くっき~

借りる時は一括で受け取るで!

教育ローンシミュレーション

●借りた条件
借りた金額:350万円
利率:1.65%
返済期間:15年
連帯保証人:保証機関を利用
●結果
返済総額:3,950,800円
利息総額:450,800円
損する額:約30,000円/年平均

くっき~
くっき~

さっきよりは高いけどそこまで…

繰上げ返済すらなら教育ローンを優先

両方を計算してみると期間と金利の兼ね合いから「奨学金利息は大したことない」「教育ローンは気持ちつらい」というレベルの負担ですね。

仮に残り5年で完済する予定の奨学金100万円を一括返済しても5,600円×5年=28,000円分の利息を払わなくて良くなるだけです。

無理して捻出する割にはリターンが少ないですよね。

一部繰上げならさらに効果は薄くなります。

それなら何かあった時のために手元に現金を残しておくほうが重要です。

ただ「既にある程度貯金がある」場合は繰上げ返済もありだと思います。

くっき~
くっき~

ある程度って?

ある程度の貯金とは

会社員など雇われの方:生活費半年
フリーランス、自営業の方:生活費1年

毎月の生活費が20万円の場合、会社員の方なら120万円、フリーランス・自営業の方なら240万円程度です。

ローン残高を支払った後にこれくらい残るなら繰上げ返済はありです!

奨学金と教育ローンの両方を返済している場合は「金利の高い教育ローンを優先」して返済しましょう!

毎月同じ返済額だとしても、奨学金の返済予定期間を延長し、教育ローンの返済予定期間を短縮するというのも1つの手ですね。

くっき~
くっき~

金利が高いものから優先!

繰上げ返済以外で利息分のお金を捻出する方法

結局、繰上げ返済しないならローンは残ったままなので「何の解決にもならない…」という方もいると思います。

そのような方にはぜひ次のお金が貯まる仕組み作りを試してほしいと思います!

お金が貯まる仕組み作り

・固定費の削減
・銀行口座の使い分け

くっき~
くっき~

1つずつ簡単解説!

固定費の削減

固定費とは毎月一定金額必要になるコストです。

固定費の例

・住宅費
・通信費(ネット回線や携帯料金)
・保険代
・サブスクなど

もし毎月1,000円の固定費が削減できたら年間では12,000円になりますよね?

ローンの利息は人によって異なりますが、先程のシミュレーションでは奨学金の利息負担が年間約5,600円、教育ローンが年間約30,000円でした。

両方返済しているとしても毎月3,000円の固定費が削減できれば36,000円になり、一括返済という大きな負担なしでも利息分をカバーできます。

携帯料金5,000円以上支払っている方いませんか?

何となく保険に加入している方いませんか?

良ければコチラの記事も参考にしてください!

毎月3,000円の削減なんてあっという間にできますよ!

銀行口座の使い分け

固定費を削減しても「お金はあるだけ使ってしまう…」という方におすすめなのが銀行口座の2つ持ちです。

口座の使い分け

A銀行口座:使う口座
B銀行口座:貯める口座

くっき~
くっき~

言いたいことは分かるけどめんどくさそう…

そこで銀行の「定期自動送金」サービスを活用します。

例えば「毎月20日に1万円をA銀行口座からB銀行口座に振り込みますよ」というようなサービスで、最初は設定する必要がありますが、それ以降は自動です。

1つポイントがあり、その振込日を会社員なら給料日、フリーランスなら締日などの「翌日」にすることです。

こうすれば使う口座用のA銀行口座は1ヶ月で全て使い切っても、B銀行口座にしっかり貯金されます。

くっき~
くっき~

確かに…

あとは細かいですが、手数料無料のところを選びましょう!

手数料無料の銀行とサービス名

楽天銀行:毎月おまかせ振込予約
住信SBIネット銀行:定期自動振込
au自分銀行:定期自動入金サービス
※無料条件など要確認

貯める用口座に手をつけなければどうやってもお金は溜まっていくので、ぜひ試してみて下さい!

番外編:返済から逃れる方法

最後に返済から逃れる方法について解説します。

注意

あくまでも情報の共有で、おすすめするわけではありません。

自己破産申請

自己破産とは「合法的に借金をゼロ」にする手続きです。

裁判所に申立書を提出し「支払い不能」と判断されれば、自己破産が認められます。

メリットデメリットについては分かりやすい説明のサイトがありました。

引用元:松谷司法書士事務所

破産申請後に手元に残る財産は価値が20万円以下の「モノ」と100万円未満の「現金」です。

家や車、99万円超過分の現金は差し押さえられます。

自己破産をすることで周りの人にバレたり、家族に影響が出るというようなことはありませんので、最終手段としては頭に入れておいても良いでしょう。

時効(10年)

実は借金には「時効」が存在します。

奨学金の場合は最後に返済した時から10年が経過、その後内容証明などで債権者に通知すれば時効となります。

しかし条件は厳しく複雑で、10年間は1円も返済せず、貸主と一切の連絡も取らないなどの条件のほか、裁判や訴訟に発展する場合もありますので、本気でお考えの方は専門の法律事務所に相談して下さい。

想像として言えることは10年間の精神的なストレスは相当なものになりそうということ、また、債権者側もそのような踏み倒しを防ぐために債権回収業務を委託しているので10年の壁を逃げ切るのは難しいだろうということとです。

当然お勧めできるものではありませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は【奨学金・教育ローンの返済との付き合い方】についてお伝えさせて頂きました!

最後に改めてポイントをまとめると…

  1. お金に余裕が無いなら繰上げ返済しなくて良い
  2. ローンが複数ある場合は金利の高いものから優先して返済する
  3. 繰上げ返済よりお金が貯まる仕組み作りのほうがよっぽど簡単でラク!

奨学金や教育ローンを借りたことに後悔しているという話も聞きますが、全く悪いことではありません。

その時代も含めて今のあなたですから、無理しないよう計画的に返済していきましょう!

今のうちに仕組みさえ作ってしまえば、完済したあとは凄いスピードでお金が貯まりますよ!

以上、お役に立てれば幸いです!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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