こんにちは、くっき〜です!
この記事では
- リセールバリューとは何か
- なぜ重要なのか
- リセールバリューの特徴や参考例
について、分かりやすく解説します!
この記事のメインでもありますが、リセールバリューという言葉を聞いたことはありますか?
「全然知らない」「聞いたことはあるけど詳しくは…」という方もいるかもしれませんね。
しかし、マネーリテラシーの高い人たちはリセールバリューを熟知し、使いこなしています。
特に失敗できない高いお買い物の際にはリセールバリューの考え方は絶対に役に立ちますので、ぜひ参考になさって下さい!

ではでは〜、いってみようっ!
リセールバリューとは
リセールバリューとは「一度購入したものを販売する際の再販価値」のことです。
どのように使うのか例を挙げて見ていきましょう!
- 本革の財布
- 新品:15,000円
- 中古の相場:5,000円
- エルメスの財布
- 新品:100,000円
- 中古の相場:95,000円
「どちらのほうが安いか」という質問なら本革の財布が答えですが、この例の場合、リセールバリューが高いのはエルメスの財布になります。

何でそうなるの?
一度購入して、中古で売却した際に手元にあるキャッシュが多くなるのはエルメスの財布です。
リセール率を計算してもエルメスの財布のほうが多くなるのが分かります。
- キャッシュ
- 本革の財布:▲10,000円
- エルメスの財布:▲5,000円
- リセール率
- 本革の財布:33.3%
- エルメスの財布:95%
※リセール率=再販価格÷新品価格
このように単なる値段で比較して「高い or 安い」とモノの価値を決めるのではなく、「購入→使用→売却」までの1セットを「モノの価値」と考えるのがリセールバリューの考え方なのです。
リセールバリューはなぜ重要?
リセールバリューを知っていれば、大きなお買い物の失敗を未然に防ぐ、または軽減することができます。
例えば家や車など高いお買い物の時にはとても重要です。

家は絶対失敗したくない…
ほとんどの人にとって住宅購入は人生で1番高いお買い物になると思いますが、実際は失敗してしまうケースも多いのです。
- 購入価格:5,000万円
- ローン残高:4,000万円
- 売却相場:2,500万円
- 売却した場合:ローン1500万円のみが残る
マイホームを購入し、「死ぬまでずっと住み続ける」と決めていても人生何があるか分かりません。
転勤があるかもしれないし、家族が増えて手狭になるかもしれないし、もしかしたら離婚するケースだってあります。

3人に1人が離婚する時代やからな!
もし、上記のようなリセールバリューの悪い家を購入していると、売却した時に残るのはローンの1,500万円だけ…
この状況では家の売却は選択肢というより最後の手段、この売却相場ならローン返済額より高い家賃で借り手を探すのも難しいでしょう。
購入段階からリセールバリューを考えておけば、1,500万円が500万円で済むこともプラスになる可能性だってあります。
人生の選択肢を減らさないために、リセールバリューはとても大切なのです。
リセールが高くなる特徴と例
リセールが高くなるものには共通点や特徴があります。
- 希少性が高い
- ブランド力がある
- 需要 > 供給
希少性やブランドは分かりやすいですね。
世界に○個しか存在しないとか誰もが知ってる高級ブランドとなれば、売却時も高い値段がつきます。
判断が少し難しいのが需要と供給の関係です。
供給(売りたい人)よりも需要(買いたい人)が多ければ、リセールは高くなります。
高級腕時計、車、家の3つでリセールの高いモノ、ケースを見ていきましょう!
高級腕時計
腕時計で高級とくれば有名なのは「ロレックス」ですね。

ロレックスは正規店で購入することができないという希少性やブランド力によって、購入価格より売却価格のほうが高いなんてことがザラにあるほどリセールバリューが良いシロモノです。
ロレックス以外にも「パテックフィリップ」や「オーデマピゲ」などはリセールがとんでもないことになっています。

購入価格が約600万円に対して、現在の売却相場は1,600万円…

どないなっとんや!?
リセール率266%と意味不明です。
価格が上昇することが分かっているなら、1,000円の腕時計よりも600万円の腕時計のほうがお買い得と凄い状況です。
今ではロレックス投資なんて言葉もあるようですね。
車
高級腕時計よりもっと身近な車を見てみましょう。

車はイメージしやすいな!
ブランド力を考えると有名なのは「フェラーリ」でしょう。

車の場合はブランド力以外にもポイントになる点があります。
- 現行モデル
- 人気がある(海外も)
- 根強いファンがいる
- 万人受けする色(白、黒)
車はよくモデルチェンジがありますので、古いモデルになるとリセールが下がります。
ただし、昔からずっと人気で根強いファンがいたり、海外でも人気の車はリセールが高くなります。
車のリセールは中古車サイトで簡単に調べられますので、新車を購入する際でも中古車サイトを見てみるのもありかもしれません。
リセールが高い車として常に上位にランクインするのは次の車種です。

3年3万キロ以下ならリセール率はどれも90%以上やで!
トヨタ:ランドクルーザー

ランクルと呼ばれたりもしますが、日本、海外問わずロングセラーでとても人気の車種です。
スズキ:ジムニー

あまりの人気で納車までかなり待たされるようです。
それでも需要が高く、値下がりしにくい車種です。
デザイン性や競合車種が無いことが人気の理由です。
これらの他にもトヨタのハイエースやベルファイヤ、アルファードは車のリセールバリューランキングで常に上位に入ってきます。
世界では「トヨタ」というブランド力も魅力で高く売却できるので、トヨタ車はリセールが高い傾向にあります。
家(マンション)
絶対に失敗したくないお買い物NO.1の住宅について見ていきましょう。
住宅は特に需要をしっかりと見極めなければいけません。
戸建てはひとつひとつ違いが大きいので、マンションに絞って3つのリセールポイントをおさえていきます!
- 立地
- 広さ
- 築年数
大きな枠から見ていくとまずは「都道府県のどこに買うか」という点です。
需要を考えるなら人口増加がのぞめる場所がリセールの高くなりやすい場所になります。
人口問題研究所が公表しているデータによると2045年時点で人口増加が望めるのは「東京都のみ」です。


100以上が増加、100以下は減少
ただし、同じ東京でも23区内かどうか、また23区内のどこかにもよって大きく変わってきます。

港区、中央区、渋谷区、千代田区などこの辺りは常に上位にランクインしており、リセールが下がりにくい地域です。
その他立地で言えば駅近が重要です。
できれば7分以内、10分を超えるとリセールはかなり下がりやすくなります。

賃貸の部屋を探したことがあるとイメージしやすいかも!
広さは50〜70㎡が良いでしょう。
1人用の部屋は需要(買いたい人)よりも供給(売りたい人)のほうが、圧倒的に多くなっているのでリセールは下がりやすいですが、50〜70㎡の部屋は2人〜4人までのファミリー層に需要があります。


ほぼ1人用やんかっ!
築年数は11~15年までが需要が最も高くなります。

需要だけで見れば「6~10年」よりも「16~20年」のほうが高くなっていますね。
マンションの場合、20年前後で設備機器などの取り換え・リフォームが必要になりますので、購入する際はチェックしましょう!
バランスが大事
リセールバリューを考えて、モノを購入しようとすると「車種も色も自分で選べないのか…」「東京に住みたいわけじゃない…」と思う方も多いでしょう。
なので、そのお買い物においてどこまでリセールバリューの考えを加えるのかあらかじめ決めておくと良いです。
例えば車なら「形はSUVが良いけど、メーカーや色はこだわらないからトヨタの黒にしよう」と自分なりに良いバランスを見つけることが大切です。
これなら後に売却することになっても、値段にそれなりの納得はいくでしょう。

あとで知らなかったって後悔するのが1番良くない!
趣味や好みは別としても、リセールバリューが良いほうが絶対に良いので、買う段階から選択する基準にリセールバリューもぜひ加えてみて下さい!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は【リセールバリューの考え方や特徴】についてお伝えさせて頂きました。
最後にこの記事をまとめると…
- リセールバリューとは再販価値のこと!
- リセールが高いものは希少性、ブランド、需要が高いなどの特徴がある!
- 利便性や好みとのバランスが大事!
日用品など消耗品では一切不要の考えですが、例えば高く売れる漫画なら電子書籍よりコミック本、売る可能性のあるゲームならダウンロード版よりソフトのほうが良いかもしれません。
日常生活でも活かせる場面はありますので、ぜひ普段から意識してみて下さい!
以上、お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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